除菌は完璧!!手洗いと消毒について

感染対策
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先日新型コロナウィルスの感染症予防について書かせて頂きました。

本日はもう少し詳しく書いていきます。

本日の目次はこちら

1. 手洗いについて

基本的な感染予防として手洗いはとても大切です。

医療機関でも徹底的に感染を防ぐために処置の前後は必ず手洗いを行います。

手術や解剖実習の前後はポピドンヨード*の石鹸で洗い手指衛生を測っていました。

*ポビドンヨードは人体毒性が低いにも関わらず、一部の芽胞菌に対しても有効性を発揮するため、院内感染に対して有効と言われています。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は

Regular handwashing is one of the best ways to remove germs, avoid getting sick, and prevent the spread of germs to others.

https://www.cdc.gov/handwashing/index.html

日本語訳→定期的な手洗いは、細菌を取り除き、病気にならないようにし、細菌が他の人に広がるのを防ぐための最良の方法の1つ

とHPに記載しています。

大事なことは私達に今実践できる手の洗い方です。

下記にCDCが進める手洗いの5つのステップを簡単に日本語訳にしました。

①清潔な流水(温水または冷水)で手を濡らし、水を止め石鹸を塗ります。

②石鹸で手のひらで擦って手の甲、指の間、爪の下に泡立てます。

③少なくとも20秒間手洗いを行います。時間は「ハッピーバースデー」の歌を最初から最後まで2回歌います。

④きれいな流水でよく手をすすぐ。

⑤清潔なタオルや空気乾燥で手を乾燥させます。 

手は洗う場所を意識して20秒洗いましょうということですね。

そして厚生労働省のHPでも手洗いについて記載があります。

資料にあるように手洗いでは洗い方を意識して行う事だけでもウイルスの除菌効果かなりが期待できそうです。

2. エタノール消毒について

コロナウィルスはエンベロープをもつRNAウイルスであり、熱・乾燥・エタノール・次亜塩素酸ナトリウムに消毒効果が期待できると令和2年3月17日に厚生労働省から発表された新型コロナウィルス感染症の診療手引きに記載があります。

つまりエンべロープと言うものは細胞膜(リン脂質とタンパク質)に由来するため、皮膜を除去するエタノールや有機溶媒、石けんなどで処理すると容易に破壊することができるのです。逆にノロウイルスはエンブロープを持たないためこれらのみでは除菌効果が出にくいと言われています。

手指の消毒は水とエタノールの比が1:1となる消毒用アルコール(70%)が良いとされます。しかし現在家庭ではほとんど手に入りません。会社や工場、医療施設では必要分入手可能なところもあるようですが、薬局やスーパーにはまず売ってません。ネットには値段の高騰見られますがちらほらありました。

3. 次亜塩素酸ナトリウム

次にこちらも厚生労働省より通達がありました。

次亜塩素酸ナトリウム

水溶液はアルカリ性を示します。

水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を通じて得られる物質です。

お馴染みのものだとハイターやブリーチ、漂白剤と呼ばれるものになります。

皆様も経験あると思いますが、強アルカリの為、手につくとヌメヌメします。皮膚についた時はすぐに水で充分洗い流してくださいと注意事項にもあり、早く洗い流さないと皮膚がただれます。

細菌やウイルス、芽胞に効果を示す殺菌作用があり、ハイターやブリーチを希釈して使用するとコロナウィルスやノロウィルスにも効果的と厚生労働省から国民へ通達がありました。濃度も高濃度で行えば殺菌効果が上がると言うわけでもないようです。

これはまだスーパーや薬局に売っている所があり、手軽に殺菌できるので買っておくと良いですね。

⭐︎一点きおつけなければならないことがあります.

私も最初知らなかったのですが、

次亜塩素水は用途が若干変わるので注意して下さい。

塩酸又は食塩水塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られ る,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である 。

無色の液体で,においがないか又はわずかに塩素のにおいがある 。

塩素濃度やPH、生成法により強次亜塩素酸水、弱次亜塩素酸水、微次亜塩素酸水に大きく分けられ、

主に食品の殺菌洗浄 として使用されているようです。

加湿器での使用や器具の殺菌としても使用され、文献も出始めておりますが現在私の調査不足の為はっきりとしたことはまだ言えません。今後分かりましたらまた報告させて頂きます。

4. 熱湯消毒について

芽胞を除くほとんどの栄養型細菌、結核菌、真菌、ウイルスを感染可能な水準以下に死滅または不活性化することができると言われています。

日本では80℃で10分間が条件となっています。

詳しくは厚生労働省の感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きをご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000417412.pdf

5. まとめ

今回厚生労働省から通達があった感染症予防についてまとめてみました。

手洗いだけでもかなり効果が期待できるので、意識して行いましょう。

常に新型ウィルスへの情報は更新されていきます。このブログも個人の一見解とらえご自身で情報の精査を行い感染症予防をしっかり行っていきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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