筋肉合成促進「HMB」についてのまとめ

栄養
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最近流行のHMBについてまとめてみました。

私も勤めていた接骨院や高齢者施設でもよく聞かれました。

HMBって効果あるの?どれが良いの?

皆さんの疑問に答える為にも学んだことを出来るだけシンプルに書いて行きます。

1.HMB

英語名:β-Hydroxy β-MethylButyrate 

日本語名:ベータ-ヒドロキシイソ吉草酸

英語名を略してHMB

2.働き

厚生労働省のホームページからお借り致しました。

HMB はロイシンの体内における代謝産物であり、筋肉におけるたんぱく質合成を誘導する重要な 働きをすると想定されている 

引用 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書」参考資料1 対象特性 高齢者 380項 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042643.pdf

簡単に言うと

「たんぱく質の合成促進」です。

他にも

たんぱく質の分解抑制や筋肉の細胞膜の安定化などもあります。

補足

*ロイシンとは体内で合成できない必須アミノ酸の1つで、体の代謝に関わっています。

細胞の内側に翻訳と言って遺伝子情報が読み取られる「リボソーム」と言う器官の生合成の促進やmRNAがDNAからの遺伝子情報からタンパク質の合成を行う「翻訳」と言う反応の促進を行います。

*代謝産物とは体内の物質を合成したりする際に出る物質になります。

3.摂取について

海外の研究結果では、

週2~3回 1.2~2.4gの摂取と抵抗運動(簡単に言うと筋トレ)で効果が出るケースが多いです。

サプリメントでの摂取に関してはは各会社によって用法用量が変わります。

対象年齢や量はご確認してからご利用ください。

補足

通常代謝過程でロイシンの約 5% が HMB に変換されると言われています。

日本食品成分表のアミノ酸成分で見ると大体の肉や魚は1gあたり80〜100mgのロイシンが含まれています。

例えば1日100g肉や魚を取ったとすると、

8000〜10000mgのロイシンを摂取する事になります。

その5%がHMBに変換されるとなると約400mg〜500mgのHMBが産生となります。

なので普段私たちはgで表すと0.4~0.5gのHMBを産生していると言う事になります。

4.効果について

HMB摂取と負荷をかけた運動により効果を発揮します

HMBのみ摂取してもあまり効果は期待できないと研究結果が出ています。

早くて1ヶ月ほどで効果が期待できる事もありますが、3ヶ月ほどで効果が期待できるという研究が多いです。

5.まとめ

今回はHMBについて書きました。

簡単にまとめると「筋トレ後に筋肉をつきやすくしてくれるもの」

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書の高齢者の部分には高齢者に対してのHMBの摂取についての有効性も記されています。

高齢者施設で働いていた私にとっても大変興味深い資料です。

少しでも長く自分の足で歩き健康でいる為にトレーニングをしている方へはオススメをしたいです。

なお成長期の子供の摂取に関しては文献等も少なくまだ研究段階なのでなんとも言えません。

成長期の時期は身長を伸ばしたり運動神経を伸ばしたりすることの方が良いと私は思っています。

筋肉は後からでも付けられます。

現在HMBに関して調査している事がありますので追って報告をして行って行きます。

最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

〔一応オススメのHMBサプリメントリンク貼っておきます〕

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