先日IT関係の女性の友人から相談があったので、“肩こり”についてブログに書きたいと思います。
首肩の痛みは女性が悩みを抱え病院にいく症状のNo.1になっています。
そのなかでもダントツ”肩こり”がヒドイ”と言われる方が多いです。
このブログを読んで頂き肩こりがどのようなものなのか知っていただき問題解決のお手伝いが出来ればよいと思います。
まず肩こりとは
夏目漱石さんが書いた小説の一説に
「指で押してみると、首と肩の継ぎ目の少し背中へと寄った局部が、石のように凝っていた」
とありここから世間に広がっていったのではないかと言われています。
肩が張るは樋口一葉さんが小説の中で表現したのではないかと言われています。
私が病院に勤めていた時の先生は頸肩腕症候群*や頸部痛、肩部痛とカルテに記入されていました。
ある特定の疾患もしくは病的変化を基盤として出現する一群の身体・精神症状。原因の異なる疾患が同一の症候群を現すことがある。シンドローム。
引用元 weblio辞書 「症候群」 https://www.weblio.jp/content/症候群
接骨院の時代には、肩のこりや硬さを筋緊張やtight、stiffnessなど表現を使い表現をしていました。痛みはpainと呼んでいました。
病院も接骨院もはっきりと病名をつけてないという事に気がつきました。
そこで私はこう思いました。↓↓
肩こりは病気?
一般的には病気です。
しかし前項を事をまとめると
肩の痛みは肩の痛みなだけであって病気ではないと私は考えています。
冒頭にも書きましたが「症状」です。
例えば
”腹痛”を例にすると
病名は「尿管結石」や「盲腸」だとすると
症状は腹痛です。
原因は尿管に出来た結石です。
同じように
”肩こり”
病名は「頸肩腕症候群や頸部痛、肩部痛」※症候群:はっきりした原因は不明ということ
症状は「肩こりや肩の痛み」
では原因は?となると冷えや姿勢、運動不足などの答えにたどりつきます。
なので肩こりや肩周りの痛みは、何か異物があったり、細菌やウィルス感染などの病気ではなく、普段の習慣から体に起こるマイナスの変化ということです。
病院に受診された方で「肩こりですね」「血流が悪くなっていますね」と言われた方は何か体の中に異物があるわけではないのです。
そのことが分かれば解決法が見えてくるはずです。
冷えや姿勢、運動不足が原因ということであれば、自分で改善が出来そうな感じがしませんか?
病院や接骨院に頼らなくても良いのです。
ではどうしたらよいのか?
その方法を次項で説明していきます。
※注 病院の先生が病気と言えば病気なので誤解をされないようにお願い致します。これは一個人の経験に基づいた見解です。病気と宣告を受けてしまうと肩を落としてしまう方がとても多いので少し表現を変えさせていただいております。症状が改善されない場合は何か他の原因が隠されている場合があるので早めの病院受診をお願い致します。
肩こり解決法7選
大きく分けてできることは6つです。
①首肩を冷やさないように守る
②血流を増やす為、有酸素運動を行う
③体操
④姿勢を良くする
⑤栄養のあるものを食べる
⑥水分をしっかり取る
⑦症状を前向きにとらえ決して病院に依存をしない
①首肩を冷やさないようにする
首や肩が冷えると血管が収縮(血管が細くなること)して肩まわりの筋肉の血流が悪くなります。
血流が悪くなると血液に入っている細胞への栄養が届けられなくなり、細胞の元気がなくなり筋肉が栄養不足と酸欠状態になります。そうなるとどんどん硬くなっていきます。
スーパーに売っているまぐろやお肉も捌かれて血流がなくなるとどんどん色が変わり、かたくなりますよね。あの状態です。
なので首肩を冷やさないことは非常に大切です。
夏場はエアコンで冷えやすいので特に注意してください。
②有酸素運動を行う
デスクワークの方に多いのですが、ずーっと同じ姿勢でいることが多いです。
同じ姿勢を続けていると筋肉を動かすことが減り、①同様に血液循環が悪くなり老廃物がたまり疲労が蓄積します。
筋肉は血液を細胞に届けるポンプの役目をしています。
心臓も心筋という心臓専門の筋肉で出来ていてポンプの作用で全身に血液を届けます。
心臓から送り出された血液は筋肉のポンプの力も借りて体の隅々細胞まで栄養や酸素を届けます。
筋肉のポンプ作用が弱くなれば、循環が悪くなり細胞に栄養や酸素が届きづらくなってしますので、疲労が蓄積していきます。
そこで大切なのは「有酸素運動」を行うことです。
一日20分ほど連続した運動(ウォーキングやジョギング)をおこなうことで低下した細胞の働きを活性化させ、蓄積した老廃物を取り除き肩こりを解消をします。
適度な有酸素運動は体への効果だけでなく精神的にもよいので、肩こりや頭痛などの悩みも運動をおこなっている際はおそらく感じにくいと思います。
ダイエットや精神状態の維持、おまけに肩こりも治るなんて「有酸素運動」を今日からはじめるしかないです
③体操
2つの目的で行います。
1つ目は前述の有酸素運動にも似ていますが、普段動かしてないところをしっかりと動かして筋肉の柔軟性を維持することです。ヨガでもラジオ体操でもストレッチでも構いません。リラックスをして呼吸を吐きながらゆっくり筋肉を伸ばしてください。タコになるようなイメージです。イメージすることはとても大切です。
オススメは肩甲骨を動かすような体操とラジオ体操です。
ラジオ体操は本当に良くできていると思います。3分であんなにいろいろな要素が凝縮されている体操はなかなかありません。
続けることが大事なので続けていける体操を行ってください。
2つ目は筋肉のトレーニングを行うことで筋肉を活性化させることです。トレーニングなのですが筋肉をつけると言うよりは筋肉を活性化するイメージでトレーニングを行います。
どんなトレーニングをするかと言うと「チンイン」という首の前につく椎前筋という筋肉を活性化させるトレーニングです。
このトレーニングをすると顎が引けるようになり猫背が解消され、胸がしっかりはれるようになるので姿勢が良くなってきます。
鏡を見て顎が前に出てしまっている方は絶対検索してください。ゲームやスマホを行う学生の子達にもオススメです。
YouTubeで「チンイン エクササイズ」と検索するとパーソナルトレーナーの先生方が動画を出されているので見てみてください。
④姿勢を良くする
せっかく血流を良くしたり、運動したりして良い状態を作ったのであれば効果を長続きさせる必要があります。そのためには肩に負担のかからない姿勢を身につけてもらうと肩に負担がかかりづらくなります。
前項でも姿勢の話が出ましたがまさにそのまま、
顎を引き肩甲骨を引くように胸を張り、鼻から息を吸って口からゆっくり吐いてください。
その状態が体がリラックスし、首肩の筋肉に負担が少ない姿勢になります。
これを普段から行い体に染み込ませることで良い効果を長続きさせることが出来ます。
⑤栄養のあるものを食べる
体は食べたもので出来ています。栄養のないものを食べていれば回復力も弱く体が弱っていきます。
栄養のあるものをバランスよく食べましょう。
また別の機会のブログで体を回復させるたべものを書いていきますね。
⑥水分をしっかり取る
人間の体の約60〜65%(成人比率)は水分でできていると言われています。
水分は汗をかいたり、おしっこからいらないもの体から排出するのが一般的な役割ですが、体の中で細かく見ていくと血液やリンパ液となったり、細胞を構成したりしています。
水分が少ないと体に溜まった老廃分をおしっこから排出できなかったり、細胞の元気がなくなりエネルギーを作ったり体温を上昇させる機能がうまく働かなくなってしまいます。
なので一見関係ないように思えますが水分は体の循環をスムーズにして細胞に栄養を運んでくれたり、老廃分を流す血液やリンパの基になっているのでとても大切なものです。
皆さんは、こうしている間にも体は不感蒸泄といって自然と水分を失っています。
体の機能を正しく保つためにもしっかりと水分を取りましょう。
厚生労働省では体重60kgの男性であれば2.5リットルの水分が必要と呈しています。
⑦症状を前向きにとらえて、決して病院に依存をしない
症状がでたら病院に治してもらおう、接骨院の先生に治してもらうでは時間もかかりますしお金もかかります。通院するのって大変ですよね。しかも長い待ち時間なんてあればそれだけで肩がコリます。
どうしてもの時はお願いをするしかないですが、ほとんどの方が正しいセルフケアを行うことでお金と時間をかけずに効果を出すが可能です。
依存して治したものは、結局次なった時も依存して治さなければなりません。
本当に改善したいのであれば肩こり改善プログラムを自分で作り行うことです。
前向きに自分の症状と向き合うそして治すことに本気で取り組む
これが大切です。
偉そうなことを言いましたが、決して病院や接骨院を否定している訳ではありません。必要な方もたくさんいらっしゃいます。私も10年ほど施術を行なっていましたので分かります。
しかし先生方も一度は思ったことがあるはずです。自宅でのケアを行えばこの患者様はわざわざ通院する必要はないと・・・
まとめ
肩の痛みは頭痛や吐き気が起きたり精神的にも辛いものです。
少しでもよくするためにこのブログも活用していただけると幸いです。
不規則な生活、お酒、タバコ、水分不足、運動不足、寝不足、食生活の悪い習慣は体にマイナスの変化が出やすいので見直す必要があります。
見直すにはそれなりの覚悟が必要です。
本気で”肩こり”を治したいですか?
やめることは辛いですが、あなたの体を変えられるのはあなただけです。
前向きに取り組むことで人生が変わると私は信じています。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
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